もふもふ日記

猫とフェルト手芸の日常

O次郎 社長・縞O作

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社長の朝は早い。
誰よりも早く起きて誰よりも早く出勤だ。今日も社員が熱いまなざしを送っているぞ。彼は従業員の癒しを守るために、日夜社会と戦い続けているのだ。がんばれ社長。負けるな社長。


おはようございます社長。「うむ。例の件はどうなっている」

はっ。すべて順調で今回のプロジェクトはほぼ計画通りかと。「そうか。」

 

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「ところで猫草の進捗状況はどうだ」

はい。猫草の方はそろそろ潮時かと存じます。出穂の後に種の痕跡は見つからず、このまま給水を止めるべきかと。

「ああ。やむをえんな」

 

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「そうそう、今朝の気温の方はどんな具合だ」

はい。だいぶん冷え込みがきつく。あれ。
あ、社長どこに。


しゃ、社長おおおおおっ。

 

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なんだいあにき、寒くて帰ってきちゃったのかよ。

「こら。社長と呼ばんか」

へいへい。すんません、あにき。

「ふん。やっぱりおまえの猫ビームが一番だな。」

 

…へへ。あにきにゃかなわねえなぁ。