もふもふ日記

猫とフェルト手芸の日常

フェルト ねこ玉の乾燥と手ごね

ねこ玉② 洗浄乾燥

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3か月分の集めたねこ毛を洗濯ネットに入れてもみ洗いします。


猫の毛は温水や洗剤を多く使うって洗うとすぐにフェルト化して固くなってしまいます。そうなると後でほぐすのが大変ですので、冷たい水で洗剤はちょっとだけかけてもみ洗いをします。これは汚れと脂分を落とす程度で構いません。後の防虫殺菌などはおひさまにお任せします。

 

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数日干しておき、おひさまにがんばってもらって乾燥させます。

 

この後の、乾燥した猫毛をほぐす手順は昔の記事にあるのでどうぞ。

kazuhiro0214.hatenablog.com


では数日ほど乾燥させている間に。
フェルト針などの道具を使わずに簡単にねこ玉を作る方法をご紹介しましょう。

 

ねこ玉③ 手ごね

鳥だんごや肉団子をこねたことのある方はもちろん、子供の頃に泥団子や粘土をこねた方はピンと来るでしょう。そうです手のひらでこねこねするだけです。ただし、柔らかいものが相手なので多少コツがいります。猫毛を手でこねるコツは、最初は力を抜いて最後はぎゅうぎゅう、何層にも重ねる、これだけなのです。

 

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最初に猫毛をちぎってふわふわの直径5センチくらいの大きな塊を作ります。これを両手のひらの間に挟んでこねるのですが、最初は触るか触らないかぐらいに間隔を空けてまんべんなく転がして、すこしづつ、ほんの少しづつ手のひらの間隔を縮めてゆきます。ゆっくりゆっくり。大きさが半分くらいになったあたりで徐々に固くこねてゆきます。ここらへんからは素早くこねても大丈夫です。

写真の左が始まりで右が終わりです。随分小さくなりました。

 

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ちっちゃく固い玉ができましたら、薄く広げた猫毛をひとまきづつくるんで重ねてはこねてゆきます。

重ねる時も最初は柔らかく、最後は固くが基本です。こうして何層にも何層にも重ねて大きくしてゆきます。けっこう時間がかかってしまいますががんばって重ねます。まあ、テレビなぞを見ながらこねこねするのがよいですね。

芯を固く重ねると、床を転がしても遠くまでまっすぐ転がりますし、猫が咥えても型崩れがしません。最後の方の層をやや柔らかく仕上げると、かみごたえもいい感じになります。

 

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さっきからO次郎が興味津々でこっちを見ていますよ。


人が何かをこねている時は、その後にねこ玉で遊んでくれるとわかっているようですね。手の動きに合わせてO次郎の頭が一緒に上下に動いていますよ。こねる手の動きが素早くなると、そろそろ完成だとわかるのでしょうか、近くまで寄ってきて手をねこまねきします。もうちょっと待ってくださいね。

 

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とりあえず今日は2センチぐらいのねこ玉をあげましょうか。


いつもだとフェルト針を使うのでもっと早く固くできますから3センチぐらいまで大きくするのですが。今日は手ごねなのでこんな感じで。玉の大きさはいろいろ変えてみて一番食いつきの良い大きさを探してみましょう。もちろん誤飲癖のある子には、食べてしまわないように大きめの玉を作ってください。

作り慣れると鈴を入れたりしていろいろ遊べます。

 

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O次郎もご満足のようですよ。廊下の端から端まで駆け廻っております。
手で弾いてもヨシっ。くわえて放り投げてもヨシっ。


この後、どこかに持って行っちゃいました。O次郎コレクション?。
きっと大掃除の時に家具の裏から大量のねこ玉が出てくることでしょうね。