今回の記事は以前載せたばらばらの記事をまとめた形となります。※1
猫の写真について「飛び猫」というジャンルがあります。
これは猫がジャンプして飛び移る瞬間を映像に残すという極めて難易度の高い撮影でございます。テレビや新聞等で話題になった「飛び猫」の写真集(五十嵐健太氏)が有名ではないかと思います。ずいぶん前に深夜番組「タモリ倶楽部」でも取り上げられたことがありますね。
まあ動画で撮ればいいじゃんて話ですが、飛び猫撮影とはその瞬間を切り取るのが醍醐味なのです。飛び猫の道も一日にしてならずぢゃ。
ふらいんぐぼでーあたっく(2016年 6/29)
猫じゃらしか何かで興奮したO次郎が、ろうかにある壁を使った三角飛びを行った瞬間ですね。なんという躍動感でしょう。
さすが我が家のお庭番と言ったところでしょうが。
ラージヒル (2019年 3/13)
興奮状態のO次郎がソファの上から直接廊下に飛び出してゆくことがあります。文字通り飛んでゆくのですが。距離は2メータ以上あります。今まで幾十度となく飛び猫の撮影に失敗していたのですが、これはもうビッグチャンス。
すでに撮影班はスタンバイおっけー。
ゆっくりとスタートラインに付きます。
ぱしゃりと。
きれいな飛びO次郎が撮れました。
まるで弾丸と言いますか、後足をきれいに折り畳んでいます。左前足でソファのひじ掛けをちょいと押すことで、飛行中の方向を微調整しているのが分かります。
着地は部屋の外の廊下に、前足で衝撃を和らげて音もなく着地しています。でかい図体してなんと身軽なのでしょうね。とにもかくにも飛び猫撮影に大成功です。
さて。
これが、ソファの高い背もたれから飛び降りるのをラージヒルと称するのならば。
次はソファの低い処から飛び上がっているのでノーマルヒルとでも言うべきでしょうか。
ノーマルヒル (2019年 3/14)
鮮やかなV字姿勢であります。プープープー(ラッパの応援)
すちゃっと着地もきれいに決めました。暫定一位は確実な模様です。プープープー
前回は飛び降りるだけなので足を折りたたんだ姿勢ですが。
今回は一度ひじかけを飛び越してからの着地なので足を延ばした姿勢になっているようですね。高低差は低いながらもこちらの方が難易度が高いと思われます。ジャンプ選手は滞空中の微妙なかじ取りを手のひらの向きで操作していますが。O次郎の場合はしっぽで全て解決しているようです。いつ誰が教えたというのでしょうかね。
おそるべし猫の本能ですかそうですか。
※1
もふもふ日記ではGoogleからの「飛び猫」ワードによる検索からのアクセスが異様に多いため、とりあえずちゃんと記事をまとめることにしました。掲載時に比べて、写真のサイズこそは拡大版1280x853と大きくはなっていますが。画像の性質上あまりはっきりと撮影できているわけではありませんので、拡大してもたいして効果はないことをあらかじめご了承ください。