おうまがとき、逢魔時、大禍時。
夕方の薄暗くなる昼と夜の移り変わる時刻を表します。黄昏どき。魔物に遭遇したり大きな災禍に会ったりするとかしないとか。
ソファの上にもへんな平べったい魔物が現れていますよ。何かの敷物でしょうか、でっかいハムスターでしょうか。
ぱちくり。
おや。O次郎くんお目覚めですか。お昼に暖房が入るとお昼寝タイムとなり夕方までぐっすりお休みしています。夕方、そろそろ起きだす時刻ですね。
起きたとは言っても、しばらくはごろごろごろごろ。
午前中は寒かったので、今からベランダに出て見ようか。それともごはんをもらおうか。先にトイレか。いろいろ考えながらごろごろ。
ちょいとカリカリをかじってからベランダに出るO次郎ですが。
はてな。なにやら外が騒がしいですが。なんでしょうね。
ベランダとは反対方向、マンションの屋根に鈴なりのカラスの大軍。
ざっと見える範囲を数えてみても200羽を軽く超えているでしょうか。ものすごい数ですね。早朝に東の方に飛んで行ったカラスの群れは夕方には西の方に帰ってゆきます。ここらの屋根は途中休憩の場所のようですね。
ベランダ側。西に向かうカラスの群れ。ねぐらに帰るのでしょうね。
まさに逢魔が時。カーカー。
O次郎くん、最近はカラスにはあまり反応しません。見慣れた光景になってしまったのでしょうか。たまに群れを眺める時もありますが小鳥ほどの興味はないようです。
O次郎もねぐらに帰っておやすみのようですね。
ぐうぐう。