もふもふ日記

猫とフェルト手芸の日常

フェルト マトリョーシカ人形

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マトリョーシカ人形と言えばロシアの民芸品。

人形の中から人形が出て、そのまた人形の中から人形が出て、そのまたまた人形の中から…というので有名なあれでございますね。日本にやってきたロシア人修道士が箱根細工の七福神入れ子人形をお土産で持って帰ったのが発祥とか言う説もあったりします。本当のところはわかりませんが。

ロシア版のこけし人形みたいなものでしょうか。まあこけしは子消しでそれは深い意味があるのですが。

 

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と言うわけで、にゃんこのマトリョーシカ人形でございます。


マトリョーシカはフェルト作家さんがいろいろ作っておられますね。まあフェルトで作る以上は入れ子構造とかとても再現できませんので、民族衣装らしきものを着せて子猫とか抱かせてみたり。「マトリョーシカ 猫 フェルト」で検索すればいろんな方の作品を見ることができます。

 

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O次郎と比べてみるとちっちゃいです。これでも高さは11.5cmあるのですが。

人形の高さは予定していたのよりも少し伸びてしまいました。だいたい作っているうちに当初の思惑とはだいぶん変わってしまうのはいつものことです。頭のスカーフに桜吹雪などいれてみたりしてどこの遊び人だという話ですが。

 

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イルクーツク地方の赤と白がきれいな民族衣装も捨てがたかったのですが。ウクライナの民族衣装で黒と緑の配色がとてもきれいだったのでそれを参考にしています。

マトリョーシカ人形は手をくっ付けたり付けなかったりいろいろな手法があります。子猫を抱いてるやつもかわいかったのですが、今回は手の代わりにしっぽを付けております。

 

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おまけ。きょうのO次郎

 阪急さんの宅配袋を占拠して自慢気。

 

O次郎 換毛期とブラシ

さて換毛期です。猫飼いの皆様のお宅ではさぞや抜け毛が大変なことになっていると思います。いろいろな猫ブログ様を拝見しても、ブラシや抜け毛処理のことが話題に上ることが多くなっていますね。

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うちのO次郎は長毛猫なので、それはもう絨毯やらソファやら毛だらけの毎日でございます。あたかも西部劇に見られる荒野を転がるタンブルウィードのようなのも視界を横切ったり致します。

本人も日々の身づくろいで舐めては抜け毛を整えてはいるのでしょうが、何せ抜け毛の物量がとんでもないので、いたずらに腹の中に毛玉をふやしてしまい太い毛玉ゲロを放りだす始末です。

と言うわけで、うちの毛玉予防のブラッシング事情を少しご紹介。

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廊下をさっそうと歩くO次郎。でも胸元に毛玉ががががが。

廊下にぽとぽとと毛玉が落ちている分には構わないのですが。落ちずにずっとくっついてる毛玉は少し問題です。この毛玉は放っておくとどんどん絡みこんでしまい、指でほぐすぐらいでは取れなくなってしまいます。

 

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頑固な毛玉には左のファーミネータ(FURminator 大型長毛猫用 Lサイズ)を使ってます。

バリカンの先のようなくし形の歯が付いていて、絡まった毛玉の根っこをジャキジャキと削いでくれますので。頑固な毛玉も簡単に除去してくれます。
しかしながら通常のブラッシングに使うと毛を刈りすぎる感じなので、うちでは毛玉取り専用になっています。


右のはDoggyManのシャンプーブラシ。
やや硬めのブラシなんですが。O次郎の毛はダブルコートになっていて、特に背中の濃い色の部分は固い毛でコートされています。そのために、固い毛に合ったシャンプーブラシでごしごしとすいてやる必要があります。本人もけっこうこのごしごしが大好きで、すぐに喉を鳴らし始めるくらいです。

うしろの瓶はこれらのブラシで今冬に取れた猫毛の詰め合わせになります。

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ダブルコートの柔らかいほうとおなかの白い所はスリッカーブラシでやさしく毛を梳いてやります。

うちで使うスリッカーブラシのピンの先端には皮膚を保護するための丸いプラスチックをつけているものを使っています。しっかりと毛をすきとりたいという場合には、先端の丸が邪魔してブラシが毛の根元にまで入っていかないため、すき取りがやや劣ると言われています。それでも皮膚に傷を付けると危険ですので丸く保護してあるモノの方が安心ですね。

スリッカーブラシで取れる猫毛は非常に細かく整った形で取れるので重宝しています。触った感じ羊毛よりも細くて柔らかいですね。後のフェルト利用を考慮して、純白専用のものと茶色専用のものを使い分けています。

 

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特におなかを見せて寝ている時こそが純白猫毛を収穫するチャンスであります。


起こさないように、そーっとそーっと。気持ちよくなりごろごろと喉を鳴らすように。やさしく。そーっとそーっと。

 

 

O次郎 電気温水器

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無心に枯草をしがむO次郎。

気温が上がってきたのでベランダにいる時間もどんどん長くなってきました。もう自分から部屋の中に戻ることはありません。

そろそろいいかなとポンポンと背中をたたくのが帰る合図。しぶしぶ部屋の方に戻ります。まあ戻ったら戻ったで、おやつおくれよんとうるさく要求するのは変わらないようですけど。

 

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ベランダの帰りに風呂場を覗いていることがよくあります。

これも巡回の経路に入っているのですかね。ここで、こっそり近づいて水道をちょろちょろ流すものなら、ものすごい勢いで逃げてしまいます。脱兎のごとく。

実際に風呂場で体を洗われたことなどないはずなのに、何を警戒しているのやら。残念無念。

 

うちは電気温水器のタンクに夜中のうちにお湯を貯めているタイプです。夜間電力が割安だとかそんな感じだったような。冬はお湯が出てくるまで途中の経路の長さ分だけ時間がかかってしまいますが。大きなタンクの分だけお湯が使えます。

実はこの温水器とタンク、昨年の地震で壊れてしまい新品になってるんですよね。賃貸マンションなので管理会社が全額負担してくれました。ありがたやありがたや。

※左下に置いてあるのが温水器が壊れて使えないときに、代用として買った簡易型電気温水器「 沸かし太郎 」。今でも追い炊きに使ってます。 

 

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さて業務を終えたO次郎。そそくさと押入れの中に引きこもってます。
はいはいおやすみおやすみ。

そういえば、この押入れの裏側がちょうど温水器のタンクが設置されている部屋なんですよ。なるほど。ええ感じでタンクのお湯のぬくもりがこの押入れの壁から伝わっているんですな。

どうりで気持ちよさげに熟睡していると思った。

 

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確かに夜中も廊下の同じ場所、すなわち温水タンクのある部屋の扉の前で寝ていることがよくあります。上の写真で猫ビームを狙っている場所あたりかな。

人が扉を触ってもそんなに暖かさは感じないんですけど、猫だと敏感にそれがわかるのでしょうかね。よくわかりませんが。

まあ。も少ししたら春ですね。
いったいO次郎くんは春にどんな行動をみせてくれるのでしょうか。

 

 

おまけ
押入れの中から出てきたO次郎のおたから。
去年あたりにフェルトで作った小鳥の毛玉ですね。懐かしや。

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ひよこ ピヨピヨ
おかめインコ ちゅんちゅん
赤いすずめ ちゅんちゅん (※3倍速いらしい)

 

フェルト マスコット 森のなかまたち

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ひさしぶりのフェルト投稿。ぽんぽこたぬきを作ってみました。

イメージは腹太鼓というよりどろんぱと化けるところみたいな。

 

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実のところ途中まではクマのつもりで作っていたのですが。例によってどこぞの猫に拉致されてぼろぼろになってしまい。

ひさしぶりに机の裏から出てきたので修復しているうちにクマと言うよりたぬき?みたいな。

 

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来年2019年の干支であるイノシシも作ってみました。

最初はうり坊のつもりで作っては見たものの。牙を付けちゃった時点でうり坊じゃないやん?みたいな。

 

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まあ、作っている途中からいろいろ着地点が変わってしまうのはよくあることなので。思いもしなかった新しいものができたりして、そういうのも楽しいものではあります。


そんなこんなでフェルトマスコット、森の仲間たちでした。

 

フェルト 猫の顔ブローチ - その参 -

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最後に首周りのもふもふを植毛し、ハサミで整えてゆきます。

 

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今回はよいヒゲ(ボリエステル 0.2mm×70mm)の入手が間に合ったので、さっそく口元と眉のあたりに付けてみました。

しかしこのひげパーツはなかなかうまく差し込めずに苦労しました。差し込んだ先っぽが鼻から出たり目から出たりで、またもやグロ路線です。

 

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額縁に取り付けて、最終仕上げに細かい毛並みを整えて完成です。

 

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気が向いたら前足でも付けてみようかな。


ちなみにこの額縁、なんかすごい豪華に見えますが100円均一で見つけました。
恐るべしっ100均。

 

フェルト 猫の顔ブローチ - その弐 -

作りかけの猫の顔をゾンビにしてしまった下手人は目下のところ捜索中。
風呂場で目を合わせなかった容疑者Oは依然として犯行を否認。

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そこのけそこのけ額の毛

まあ。元が羊毛なので修復は割と簡単だったりします。

新しい目を入れ直して、額の部分から植毛作業です。額の毛はもともと短めですが、毛を植え込む時は長めじゃないと扱いが難しいので、長いまま植えてから後でカットします。

 

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額に植えた長い毛を散髪のようにハサミでチョキチョキと短くしてゆきます。これけっこう難しいです。余計なひとカットで台無しになることはよくあります。まあ、羊毛なので植え替えができるのが救いですが。

目の横に少し赤茶をさしてそこからもみあげの毛を少し植えてバランスを見ます。

 

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額から頭の後ろは模様が細かくて大変です。本来だと色を変えては細かくブロックごとに植毛してゆくのですが。

まあ、今回は混毛など色の違いを見たかったので、ざっくりとした模様で色の違いをわかりやすいようにしています。

同様に長い毛を植えてからカットします。どこかかゆいところはありませんか。

 

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ここからは長い毛を植毛してゆきます。長い毛は抜けやすいのでしっかりと差し込まないといけません。

だいぶんと顔が引き締まってきましたかね。


完成までもう一息。

 

フェルト 猫の顔ブローチ - その壱 -

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また懲りずに猫の顔にチャレンジしているのですが。今回は植毛に使う毛糸を混ぜて自然な色を作ってみようというのがポイントになります。

今作っている猫の顔だと大きさが小さいために、細かいグラディエーションの効果があまりわからないとは思うのですが。将来的に実物大の猫を作りたいので、まあそのための練習台としていろいろ模索しようというわけです。

 

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というわけで植毛用の羊毛(ペレンデール鎌倉-NZ染色羊毛)を通販で購入しました。NZはたぶんニュージーランドのことだと思います。

混毛用にはハンドカーダーというブラシを2つ使うんですが。これは残念ながら入荷待ちのため、今回は代用品です。

 

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とりあえずはハンドカーダーとほぼ同じ形状のペット用スリッカーブラシを使います。ネットで調べてみるとこれで代用している人もいるようですね。

まあ、何種類かの羊毛を並べて2つのブラシですり合わせていると、何かしらうまく混じるようです。

 

さてそれでは。あれれ。

 

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本棚の上に置いていたはずの、作りかけの猫の顔ががががががが…・